Unity5ではSample Assets(Beta)をベースにStandardAssetsの内容が一新されました。
内容はベースとなるSample Assets(Beta)にあるものが基本ですが、幾つかの項目でSampleAssets(Beta)からリストラされたり、改変が加わっている節があります。
新 Standard Assets候補、Sample Assets (beta) - テラシュールブログ
目次
- 目次
- 2D
- Camera
- Character
- Closs Platform Input
- Effects
- Environment
- ParticleSystem
- Prototype
- Utility
- Vehicles
- 使い方について
2D
Sample Assetsと同様、2Dのスクリプトやスプライトが含まれます。
以前紹介したPlatformerCharacter2Dも健在です。ただし背景が黒一色に改悪されました糞が。
横スクロール2Dアクションゲームを作るのに便利そうなPlatformerCharacter2Dの使い方 - テラシュールブログ
Camera
Sample Assetsと同様、幾つかのカメラが内包されています。
- CctvCamera : 監視カメラのようなもの。位置を変更して追跡ではなくズームで追跡する。
- FreeLookCameraRig:マウスで自由に回せるカメラ
- HandheldCamera:移動すると超揺れるカメラ。手持ちカメラ
- MultipurposeCameraRig:?
FreeLookCameraRigで超簡単なモデルビューワーを超簡単に作るのは超簡単 - テラシュールブログ
Character
キャラクター移動系が入ってます。要するに、「マウスで指定位置に移動させるやつ」と「パッドで自由に走らせるやつ」です。SampleAssets同様にAssetStoreやMMDなどMecanim対応出来るモデルなら突っ込めば動きます。
あと一人称視点で走るタイプのコントローラーがあります。移動時に足音がついたり画面がメッサ揺れたりする、個人的には好評な、コントローラーです。あとボールを転がすのも有ります(意外と癖になる挙動です)
喜ばしいことに、このコントローラーがC#で再記述されたため、C#から容易にアクセス出来るようになりましたひゃっほい!これでかなり手軽にパラメータを取得できるようになります。
Unity内でMMDモデルを自由に走らせる手軽な方法 - テラシュールブログ
UnityでMMDモデルを、タップした位置まで歩かせる手軽な方法 - テラシュールブログ
Closs Platform Input
スマホ向けのバーチャルパットを追加します。なおモバイルプラットフォームへスィッチしないと動作しません。ちょっとUIも変化して、Unityカラーになりました。前のが欲しいので自分はSampleAssetsから持ってきます。
Unityのゲームにスマホ向けなバーチャルパッドを追加する - テラシュールブログ
Effects
ImageEffect、LightCookies、LightFlares、Projectors、ToonShading、TesseilationShading、あとガラスエフェクトが含まれるパッケージです。
何故かボリュームライトはありません。
「Blob Shadow Projector」の使う時の注意点 - 強火で進め
Unityでレンズフレアを用いて光を滲ませたり謎の光をしたり - テラシュールブログ
Environment
TerrainやWater(Pro)、あとSpeedTreeといった、Terrainを使用してステージを構築する際に便利なアセットが含まれます。
Unityを使った、冬道や地下鉄ステージのメイキングムービー - テラシュールブ
ParticleSystem
その名の通りパーティクル(火花とか爆発とか炎上とか水とか煙とか)が含まれます。面白いのが、rigidbodyに対する影響力を持った爆発エフェクトとかもあるので、どーんとしたい場合には割と面白いかもしれません。
Prototype
ステージを構築する際に便利なアセットが含まれます。
ただ、「模様を何故かEmissionで描画(ライト焼くコストが上がる)」「色が地味になった(というか白と黒しかない)」「パーツの大幅減」と、正直改悪もいいところです。これは素直にSample Assetsから引っ張ってくるのが良さそうです。
なお、PrefabはCastShadowがOFFになっているので、ONにしないと影が出ません。
また初期色は黒一色ですが、一応緑やオレンジのテクスチャは含まれているので、それで色を設定するのは十分アリです。
Sample Assetsのプロトタイプアセットを並べて簡単なステージを作ってみよう[Unity] - テラシュールブログ
Utility
色々と便利アセットなスクリプト(但しソースが書ける人にはそこまで有益ではない)が含まれます。これもC#になったのでアクセスが楽になって素晴らしい。
Unityのシェーダーを実行時モバイル向けに変更して描画パフォーマンスを稼ぐ - テラシュールブログ
Vehicles
戦闘機と車のモデルが含まれます以上。単色なので地味です。
あと、WayPoint(車や飛行機が、挙動的に無理ない感じで黄色い線付近を周回する為のコンポーネント)が含まれているのは確かコレです。
ちなみにジェット機のバーニアパーティクルは地味に汎用的で使い勝手が良いです。バーナーによしジェットに良し。
使い方について
これらのアセットはExample Projectで色々と使用されているので、使い方を学びたい場合は同梱されているマニュアルを読むか、Example Projectで遊び倒すか、色々すると良いと思います。
このブログでも聞いてくれれば、聞かれたアセットは使い方等を解説するかもしれません。
しかし、なんで黒くしたしマジで。
(GI表現の為とは思うけど限度ってもんが…)