4月中旬ごろからGear VR向けのVRコンテンツを作るOculus Mobile Game Jamが開催され、先日その最終選考作品が発表されました。
Oculus Mobile Gam Jamとは
Oculus Mobile Game Jam とは、Gear VR向けアプリのコンテストです。
なんといっても優勝賞金は$200000、コミュニティ賞でも$10000 という、この手のコンテストにしては破格な賞金を誇ります。
ゲームジャムとは言っても実態はコンテストで、開発期間も1ヶ月と割と長めに取られていました。
で、そのファイナリスト…61作品が出揃った訳です。この61作品のうち23組が$100000~$10000の賞金を、そしてゲーム部門の優勝者には$200000が送られる訳です。
個人的に面白いと思った作品
何となく思う所があったので、作品をざっと見てみました。
Meet Your Finalists! | Oculus' Mobile VR Jam 2015 | ChallengePost
面白い作品が色々ありますが、個人的に「お!」と思った作品はこの5つです。
一番のお気に入りSMS Racingです。
レーシングを行いながらSMSに返信するという、現実にやってみたいけど現実でやったら100%死ぬ、そんな遊びを実現するゲームです。
走行中にSMSにメッセージが来るので、それに答える感じだそうです。3回失敗すると友達を失うとか。
とりあえずスマホ見ながら運転は自分には出来そうにないです(確信
2つ目はNeuralgia VRです。
このゲームは二人プレイ用のゲームです。片方のプレイヤーはランナーとしてマップ内を探索し、もう一方のプレイヤーはオペレーターとしてプレイヤーを支援するといった形で、協力してステージのクリアを目指すゲームみたいです。
そしてなんと、Gear VRが2台必要という、実行環境を要求します。
絵作りといった点においては一番お気に入りの作品です。
3つ目の作品は、The Night Cafe - An immersive tribute to Vincent van Goghです。
何が凄いって、絵作りです。これ、3Dなんだぜ…
割とテクスチャパワーに見えますが、綺麗にまとまってます。
4つ目はDMZ: Memories of no man’s landです。
このコンテンツ、何やらGear VRらしからぬ凄まじいグラフィックを誇ります。説明文を読む限り、実は全て3D CGではなく環境ムービーと3Dモデルを合わせたハイブリットムービーっぽいです。なーんだって気もしますが、これはこれで凄い。
ついでにファイルサイズも凄いです。何と1.9GB。
5つ目はCircumpaintです。
これは「VR空間内でお絵かきする」という非常に分かりやすいコンセプトのアプリです。パレットを開いて絵を書いたり、アニメーションを再生したり出来ます。
他にも「面白い」と思った作品や、そもそも「何でコレがファイナリストに入らないんだよ節穴か!」と思った作品も結構あるのですが、文章にすると超時間かかるので割愛します。
なお優勝者の発表予定日は2015年6月4日だそうです。
果たして、どの作品が優勝を獲るんでしょう。
利用エンジンの割合
ついでに利用エンジンの割合を数えてみたところ、こんな感じでした。