テラシュールブログ

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【Unity】Unity 5.1でGear VR向けアプリを作る方法

Unity 5.1p1 でGear VR向けアプリを作る方法についてのメモです。

目次

Gear VR対応アプリの作り方

  1. メニュー>Editor>PlayerでPlayerSettingsを開きます。
  2. Androidのタブを選択し、Other SettingsVirtual Reality supportedにチェックを入れます。
  3. この設定でビルドしたらVR向けになります。

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自分のデバイスで動かせるようにする

Gear VRアプリを動かすにはOculus Signature File (osig) が必要です。

  1. console(orコマンドプロンプト)を開き、AndroidバイスをUSB接続、adb devicesでデバイスIDを取得します。
  2. Oculus Signature File (osig) GeneratorにデバイスIDを指定してosigを取得します。
  3. Assets/Android/assetsフォルダの下に動かしたいデバイスのosigを配置します。

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VRになるカメラ

VRになる(トラッキングする)カメラはDepth的に一番手前のカメラみたいです。これがMainCameraではない可能性もあるので注意が必要です。

UIの設定について

UIで使用できるのはWorld Spaceのみです。

uGUI の 使い方(β) 〜Canvas周り〜 - テラシュールブログ

World spaceをVR環境で使う場合、以下のような手順で行うと、割と楽に設定できます。

  1. GameObject>UI>Canvasでキャンバスを新しく作成します。
  2. CanvasコンポーネントRenderModeScreenSpaceに設定します。RenderCameraはVR用になる一番手前のカメラです。
  3. planedistanceを、3などに設定します。この場合、カメラから役3m離れた所にUIが表示されます。
  4. RenderModeWorldSpaceに変更します。

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あとはこのUI座標を保持しておき、UIを表示する際に相対距離・角度・スケールを設定してやれば、目の前3mの位置にUIが表示されます。

なお画面端にUI配置といった事はやめた方良い気がします。理由は簡単で画面端のUIを見ると酔います。少なくとも自分は酔いました。

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