Unity Playgroundは組み合わせで作るプロジェクト
github.comUnity PlaygroundはUnityを学ぶという目的で少し面白いデモです。
これはプログラミング無しに、事前に用意されているコンポーネントの組み合わせで幾つかのゲーム的な表現を再現することが出来るプロジェクトです。
面白いのは、提供しているコンポーネント郡が「○○○を作るための機能郡」ではなく組み合わせで様々なゲームのようなものを構築できる点です。
例えば操作方法や、動かすオブジェクトの役割、ゲームプレイの進行やオブジェクトのスポーンといったスクリプトが最初から用意されており、これらの組み合わせでゲームを作っていきます。
スクリプトで記述するより遥かに大雑把な機能しか提供していませんが、色々動かしたり試したりというレベルで見ればアリかなという印象です。
UIが2D向けに簡略化
PlaygroundプロジェクトではUI表示が幾つか簡略化します。
例えばエディターの幾つかのUIを2D向けに差し替え隠蔽(簡略化)されています。Transformは3D用にZ軸がありますが、Playgroundでは省略されます。またRotationがZ軸のみとなります。カメラに至っては背景色とサイズ以外は何もなくなります。
この辺り、学習するための物を出来るだけ少なくしようという意思が見え隠れしています。
このUIはメニューからOFFに出来ます。
インタラクティブな動作
ゲームを作る上で避けては通れないのがアクションと結果です。アイテムを取ったから障害物が排除される、接触したからダメージ、その他諸々。こういったインタラクティブな要素はコンポーネントとして提供されています。
残念ながらフローを制御する機能は提供されておらず、一次的な反応のみが作れます。
動作のイベントに関しては幾つかの機能が提供されています。例えば「範囲内に入ったら」とか「キー入力」「一定間隔で」といった具合。
このアクションが成立したとき、様々なアクションを起こします。オブジェクトを消したりダイアログを出したり、シーンをロードしたり。
もしくはUnityEventを呼び出すというオプションもあります。音を出したい場合等はそちらが手軽でしょう。
その他、もう少し大雑把なレベルでは「オブジェクトの属性」や「ゲームプレイ」といったものがあります。
HPや接触するとダメージを受ける、アイテムや弾丸、倒したらスコアがもらえる、ボタンを押したら弾が出る、時間が立ったら死ぬ等。
感想
組み合わせで簡単なゲーム表現を作るプロジェクトでした。
この「組み合わせ」ってのが結構バカに出来なくて、一次機能では大した表現は出来なくても無限に組み合わせる事で結構面白い表現が出来たりします。オブジェクトのON/OFF等を組み合わせてフロー的な表現を実現したり。
関連
Playgroundプロジェクトの紹介
blogs.unity3d.comマニュアル(英語)Google翻訳様を通すヨロシ
github.com紹介ムービー