Gobe2というフィットネストラッカーを購入してからそろそろ半年になるので、ここでレビュー的なものを書いてみようと思います。
Gobe2はフィットネストラッカーの一つ
Gobe2はフィットネストラッカーというジャンルのガジェットです。要するに腕(や指)に装着し、体のステータスを観測するというものです。
フィットネストラッカーでは歩数や移動距離、心拍数とソレから来る消費カロリー計算、場合によっては睡眠時間などを自動的に観測します。
Gobe2の特殊な所は上記の内容に加えて摂取カロリー、体内の水分量、ストレスレベルが取れるという点で、中々にユニークなガジェットです。
ちなみに呼び方は「ごーびーつー」
デザインは…厚い
Gobe2は昨今のデバイスでは常識的に付いてるような液晶ディスプレイは無く、20年前のボタン電池式携帯ゲームにあったようなドットのディスプレイ(6×20位?)が付いてるだけという、中々硬派なデバイスです。
実はデザイン的には中々気に入っていて、黒い端末の中に青い文字が表示されるのはすごく好みです。
時計は学生の頃から一切付けてきませんでしたが、最近は常に付けています。
ただこのデバイス、厚みが実はかなりあります。具体的には長袖のシャツを付けた時ボタンが止められなくなるレベルで。
なのでオフィスのドレスコードにスーツがある場合は少し工夫が必要かもと感じています。所で開発職にドレスコードって本当に必要なんですかね…?
なお、結構強く締め付けないと接続が外れて警告を出してきます。デザイン的にフレキシブルに調整できないので、若干強く締め付けるか、若干緩めに調整するという微妙な所になります。
時計として使えなくはない
Gobe2は腕につけるのでスマートウォッチのように思いますが、まぁ一応時計として使えなくもないのですが実際には「ボタンを 押さないと現在時間が出ない」ので時計として見るには使い勝手は悪いです。
自分の場合は、ガジェットのディスプレイを見る用途は「何か動作がおかしい」「バイブが水分不足を伝えてきた」「万歩計の歩数を確認する」ぐらいのものです。
時計を見るならスマホを取り出したほうが動作が洗練されていて圧倒的に速いです。
と言いたいですが、先日スマホを落として背面を割ってしまったので、今後は時計として活用しますはい
一日の摂取カロリーは、多分あってるような気がする
自分も含めて多分殆どの人が興味を持つのは「摂取カロリー」についてで、摂取したカロリーの量と概ねのタイミングをグラフらしき何かに表示してくれます。
また摂取したカロリーのに「脂肪」「炭水化物」「タンパク質」の栄養素がどの程度の割合を閉めているのかを表示してくれるのも個人的に好きです。
この観測にはHealbe FLOW™ Technologyという物を利用して把握しているみたいです。
FLOW™ Technologyは、インピーダンスセンサーの1分ごとの測定値を使用し、グルコースの吸収に関連する、細胞外の液体の変化を1日中測定します。GoBeは、これらの変化を測定するため、体の組織に高周波や低周波の信号を送信し、細胞の流体の体積を判断します。Healbe FLOW Technologyは、細胞のグルコース濃度変化に関するこの情報を使用して、カロリー摂取量を測定します。
https://healbe.com/us/info_intake/
Healbe FLOW™ Technologyは、どのようにカロリー摂取量を自動的に測定しますか? - Gobe 日本オフィシャルサイト
で、コレの正確性という所ですが、自分の感覚だと「まぁ正確っぽいような気がする」です。ただ幾つか注意があって、
- ドカ食いするとおかしいデータが出る印象
(自分みたいに一日1食or2食でどか食い…みたいな事をすると反応しない事も) - 体重を正しく入力しないと結構適当になる
(最初見栄はりました) - 15%~20%の誤差がある(自分は多分少なめに計上される)
- ちゃんとしたデータは一週間後から
というものです。
一応、摂取テストに関するデータはコチラから確認することが出来ます。
またデータはリアルタイムに反映される物ではなく「吸収された結果の体の動きから予測」しているので、実際にデータとして反映するには最低でも2~3時間、最長凄く長い間隔を要求します。(食べ物の消化には1日~2日くらい時間がかかるはず)
ついでに言えば、ちゃんとしたデータになるのは一日の最後です。日付を跨いでから暫くしてデータが大きく変動します
。より正確なカロリー追跡。食事ごとではなく1日単位で監視する分析アルゴリズムの強化と調節によって実現されました
なので「後どれくらい食べれるかな?」みたいな用途に使う場合には、あすけんのような食べ物をカロリー計算表と見比べて手計算するタイプの方が良いかもしれません。
Gobe2「水を飲め水を」
Gobe2を使用して最も変わった項目は、水を沢山飲むようになった点です。このガジェット、体内の水分が減ってくると鬼のように水を催促してきます。
で興味を持って調べてみた所、どうやら人間は一日にかなりの量の水を飲まなければならないみたいです。厚生労働省によると、合計2.5リットル(実際には体重によって異なる)の水を飲水・体内生成・食事から取得する必要…という感じで。
成る程水を飲めと言われる訳です。
バッテリーは3日も持たない
このデバイス、基本的に「平常時からの差分」でデータを見ているので、可能な限り一日中装着することが望ましいのですが、いかんせんバッテリーが持たないです。個人的な体感では32時間くらい。
しかも充電時には腕から外さなければいけないので、その間のデータは空白になります。自分は朝目覚めてから朝食までの間に充電してることが多いです。
ちなみに充電はチャージャーの発光色で判断出来るんですが、これが結構地味に反応が遅く、赤でもフル充電されてたりします。
体感的には、40分でフル充電、60分で青になる…というイメージ。
もう少しバッテリーを持たせてくれるか、もしくは外部接続で充電させて欲しい所です。このアイディアを友人に話したら「コンセントと腕輪を繋ぐとか囚人みたい」とか言われたけど、ほら誰も見てないし。
アプリは「雰囲気で使う」
Gobe2の情報は基本的にアプリに同期してからが本番で、収集したデータを使える形になおして表示してくれる…ハズです。
なぜハズなのかと言えば、ぶっちゃけ見方がよくわからないからです。
大体なんとなくソレというのは分かるのですが、確信を持って「完全に理解した」と言えないのが辛い所です。縦軸が摂取カロリーかと思いきや、数えてみたら数字が合わなかったり。
また、AndroidとiOSに対応していますが、これを両方使って繋ぐと(つまり交互に接続すると)データがおかしくなる印象あがります。iOSにあってAndroidに無い設定やその逆などがあることから、出来る限り片方に絞って使ったほうが良さそうです。自分はiOSにしました。
結論
当初はカロリー計算を期待して購入しましたが、実際にはもう少し長い単位の摂取カロリーや状態をトラックする物という認識になっています。
また一日一食みたいな生活をしてたり、食っちゃ寝したり昼夜逆転などしてるとデータが段々とズレたり使えない機能が出てくるので、綺麗なデータを取る目的で健康的な生活が出来るかもしれません。
総評としては概ね満足しているんですが、気になる点があるのも事実。この辺りは次のバージョンに期待したい所です。特にバッテリー周り。
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