Android実機でスクリプトデバッグする方法
デバッガを使うと、「どのような順番で処理が進んでいるか」とか、「この処理中の他のパラメータ(変数)は何なのか」等を確認することが出来る。特に細かい部分の処理を確認するのに便利だ。
で、このスクリプトデバッグをAndroid実機で行う方法について。
ちなみにUnityエディタでデバッグする場合は、tkd55 blog さんの記事がわかりやすい。
Androidでスクリプトデバッグするには、以下の手順で行う。
まず、Development BuildとScript Debuggingにチェックを入れてアプリをビルドしデバッグしたいAndroidアプリを起動する。その際、デバッグしたいAndroid端末とPCは同一ネットワーク上に配置する(同じwifiルーターに繋げばOK)。
Android端末が表示されない場合は、アプリが起動していないかネットワークが異なる。
次に、Monodevelopの[Run] > [Attach to Process...]を選択し、AndroidPlayer(端末名:IP)を一覧から選択する。この手順はPC版と違い、アプリをビルドする度に必要になる。
なお、アタッチするプロセスにUnity Editor(Unity)を選択するとUnityエディタにデバッガを繋ぐ。
後は処理が通った時に停止させたい所にブレークポイントを設置し、実際に処理を実行する。
上手くいけば、処理が通った際にデバッガが黄色くなり処理が停止する。
デバッガは、ブレークポイントで止めた後に処理の進行を1ステップずつ進める事で、処理の流れを確認することが出来る。
左から、停止/再開ボタン(pause execution/continue execution)、Step Overボタン、Step Intoボタン、Step Outボタン、接続解除ボタン。各々の機能はこんな感じ。
停止/再開ボタン:ブレークポイントで停止している処理を再開する。
Step Over:次の行へ進む
Step Into:メソッドがあれば、メソッドの中に入る。
Step Out:メソッドから抜ける(但し、ブレークポイントがあればそこで止まる)
ちなみに、ブレークポイントで停止中、カーソルを変数に合わせると中身が見れる。地味〜に便利