Prototypeは、プロトタイプ作成向けに設計されたモデリングツールです。難しい・高度なモデリングは出来ませんが、非常に簡単にモデリング を行うことが可能です。
実際に「モデリング→インポート→配置」ではなく、エディタで直接弄れるため、非常にスムーズにプロトタイプ用ステージを構築できそうです。
目次
使い方
ざっと使ってみた感じなので、誤りがあるかもしれません。
あと見落としも多いです確実に。
モデルの配置
Tool>Prototype>Shape Windowを選択し、シェープメニューを開きます。
後は作りたい形状を選択し、Build *** ボタンをクリックするだけです。
この時、 Show Previewにチェックを入れていれば、プレビューがシーンビューに配置され、初期座標を動かすことが可能です。作った後に調整する事も可能ですが、この辺りである程度形をとっておくと楽です。
作れる形状は「ボックス」や「球」だけでなく、ローポリ円柱や門型、円錐、階段等々様々なオブジェクトがあり、それぞれ高さやステップ数といったモデルのパラメータを調整する機能があります。
モデルの調整
配置したモデルを調整します。
調整ウィンドウは、Tool>Prototype>PrototypeWindow から表示することが可能です。
ダイアログではないためmacの場合は即後ろに隠れてしまうので、Unityエディタをフルスクリーンにして後ろに隠れないようにするのが良さそうです。
ウィンドウを開くと、以下の様な画面が現れます。左から順に「頂点を動かす機能」「ポリゴンの線を動かす機能」「面を動かす機能」のようです。
自分はもっぱら頂点及び線を使う方法が分からなかったので、面を選択して増やしてへこましたりしてました。
面を増やすには、「面選択」を選択中に面を選択し、「Extrude」ボタンを押します。
この辺りの機能を駆使して適当なマップを作成後、 Tool>Prototype>Geometry からFlip Face Normalsを選択すると、内側を歩きまわるタイプのダンジョンになります。
BlenderやMaya・メタセコイアといった既存のモデリングツールと比べると全然機能が足りないと思いますが、機能が少ない故にシンプルで非常に使いやすいです。
またobjやasset形式で出力する機能もあり、色々と使えるかもしれません。