Unity 5.5からシーンの一括展開を行う「エディタ機能の」SceneSetが追加されました。
SceneSet
SceneSetは、シーンの展開を一括で行うエディタの機能です。
例えば複数のシーンを幾つかの組み合わせで開くようなケースの場合、SceneSetを使用するとワンアクションで全シーンを開いたり出来ます。
主にMulti Scene Editingのような複数のシーンを編集する必要がある場合に便利なんじゃないかなと思います。
SceneSetの設定
SceneSetの設定は割と単純です。
- ScenesはSceneSetで開きたいシーン
- Activeは開いた際にアクティブになるシーン
- Loadedは開いた際にロードされるシーン
Loadedにチェックが入っていない場合、シーンはHierarchyに表示されますが中身がロードされません。
これは編集開始時に開くオブジェクトを絞る際に有効かなと思います。大規模なシーンだと、シーンロードの負荷がばかにならないので、必要最低限だけ展開していく感じです。
シーンを展開するには、ロードしてないシーンを選択してLoadSceneです。
SceneSetの作成
SceneSetを作るには、Assets/SceneSetで作れます。
ただ、生成から登録まで手動操作するのは若干面倒くさいので、エディタ拡張で自動化しても良いかもしれません。
下のコードは、現在開いてるシーンを登録したSceneSetを作成します。
感想
幾つかのシーンを組み合わせてステージを組み立てる場合、この機能は結構便利だと思いますが、これがランタイムで動いたらもっと便利だったなーなんて私は思いませんよ。ええ、おもいませんとも。