テラシュールブログ

旧テラシュールウェアブログUnity記事。主にUnityのTipsやAR・VR、ニコニコ動画についてのメモを残します。

2Dが苦手なunityの為の無料FW、Quad UIを試す!その3

Quad UIについての続き。
この項目はQuad UIを試す!のその1その2の続き。

今回はボタンを作成してイベント登録する方法について。


■ボタンの作成方法

Window→Quad UI Editorを選択し、エディタを開く。
ボタンに使うマテリアルを選択し、ClassをButtonに変更

ボタンに利用する画像をMaterialから切り出し、Framesに登録する。
名前も忘れずにつける。今回はButtonと入力。
で、Bake!をクリック

スクリーンショット 2012-03-12 22.44.49



■ボタンを動作可能にする

ここからが少々めんどくさい。
まずCreate EmptyでGameObjectを作成し、作成したオブジェクトに
Component→Quad UIにあるQuad UI(Main)コンポーネントを登録する。

作ったオブジェクトはMenuと改名しておく。

次にMenuオブジェクトのInspectorを確認して、
QuadUIコンポーネントのCameraを、利用するCameraに設定する。

スクリーンショット 2012-03-12 23.20.04


ここまでやったら、とりあえずボタンは動作するようになる。
実際に動かしてみて、ボタンが押せる事を確認しておくが吉。


■イベントを登録する。

ボタンの動作が確認できたので、次はボタンにイベントを登録する。
まずMenuクラスを作成。MenuクラスはScreen2Dを継承させる。
で、次のソースを入力して、
Menuオブジェクトに付与する。

スクリーンショット 2012-03-12 23.07.42


簡単に解説を。
まずButton2D playButton、これはButtonのインスタンスを取得する用のオブジェクト。
このオブジェクトからボタンにアクセスする。
で、overrideしたInitメソッドで、playButtonにイベントを登録する。
登録方法は、AddEventListener( イベントタイプ, 実行メソッド)。
この実行メソッドは、引数がEQEQEvent eのメソッドなら何でもいいらしい。
今回は、pushメソッドを作成しDebug.Logでコンソールにpushと表示する。


最後にplayButtonと画面のButtonを関連付ける。
MenuオブジェクトのInspectorのMenuコンポーネントを開き、
PlayButtonにButtonを登録する。
スクリーンショット 2012-03-12 23.14.19

これでイベントが登録が完了。
Buttonを押した時にコンソールにpushと表示されるようになる。
(コンソールはWindow-Consoleにある)


ちなみに、本来この機能は
複数のメニュー画面を管理・入れ替えできる機能らしい。
とはいえ、とりあえずボタンを登録して使えれば十分なので、ここまで。

次回はスプライトアニメーションについて書けるといいな。

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